女性は40代を過ぎると女性ホルモンの減少で、更年期以降は血管に関する病気が急増します。
50代を過ぎるとエストロゲンの減少でLDL値が上がり、高血圧、脂質異常症、糖尿病、動脈硬化など女性は閉経後に心筋梗塞の発症リスクも高くなります。
40代、50代はそろそろ本気で健康管理をする時期であり、血管をいたわる食生活や生活習慣などの予防は大切で、それを意識して改善していくことでこの先も健康的な生活が過ごせるようになりたいですね。
目次
心臓の病気には、意外なところに現れやすい特徴があります。
ささいな症状が意外な病気のサインかもしれません。
・肩こり・・いつもと違う違和感があるコリがあったら心筋梗塞かも、要注意
・歯やあご・・虫歯でなく歯やあごに痛みがでることがある、狭心症かも
・ものがニ重に見える・・目がかすんだり、ものが二重に見える時、老眼意外に脳梗塞かも
・貧血・・更年期の後の貧血は胃がんや大腸がんなど消化器系のがんの可能性かも
・冷え・・女性の大敵の冷えは寒さのせいと思っていたら、糖尿病かも
・骨折・・若い時にダイエットをし過ぎて骨代謝のバランスが悪く骨がもろくなっている
・靴がきつい・・足がむくんでブーツが入らない!リウマチは足の関節が腫れて靴がきつくなることも
・胸のぶつぶつ・・胸に湿疹ができたと思ったら、乳がんのサインはかゆみや湿疹が胸にでることも
一般的に知られている病気のサインとは違う症状がでることもあり、思わぬ病気のサインかもしれません。
自分の体の変化に気をつけること大切と思いました。自分の体の変化に敏感に感じること、いつもと違う感じがあったら病院に行った方が安心ですね。
特に心配な高血圧、脳梗塞・心筋梗塞、糖尿病、の予防について解説していきます。
低血圧だったのに、更年期になって、血圧が上がったという方は多いそうです。
予備軍も含めると50代で2人に1人が高血圧です。
更年期以降はホルモンの乱れで、血圧が不安定になりやすい時期です。
エストロゲンが減少する更年期には、血圧が乱高下する状態になることは珍しくありません。
更年期高血圧は、更年期が終わると自然に落ち着くのですが、その後は本格的な高血圧へと移行します。
ポイントは、更年期のうちに血圧によい生活を始めることで、その後の血圧上昇を緩やかにすることが可能です。
予防としては
・適度の運動で血流がよくなる
・減塩、6時間以上の睡眠、ストレスをためすぎないなど
・血圧をこまめに測り生活を調整することが大事です。
脳梗塞で死亡に胃たる割合は厚生労働省の統計では、脳卒中での脂肪順位は40歳~54歳までは第4位、55歳以上になると第3位になっています。
動脈硬化で血管に脂肪やコレステロールが詰まり、血管が狭くなると血液の流れが悪くなり、心臓で起きれば心筋梗塞、脳で起きれば脳梗塞になります。
脳梗塞の原因は、高血圧、脂質異常症、糖尿病、肥満、などに代表される生活習慣病や動脈硬化です。喫煙や高血糖による発症も指摘されています。
前兆や初期症状がでていても自覚症状がないのが脳梗塞です。
改善のポイントは生活習慣で予防できることを知ってください。
予防の食べ物
・青魚のサバやさんまには、DHAやEPAを多く含んでいます。サプリは手軽で効果的でいいですが、食生活でも積極的にサバの味噌煮やサンマを食べることで血管を詰まらせる悪玉コレステロール値を低くしますし、中性脂肪を減らす働きがあります。
・野菜やキノコ類など、食物繊維はコレステロールが体内に吸収されるのを防ぎ、コレステロールを排出する働きがあります。また血管を痛める活性酸素の除去をする抗酸化作用もあります。ニンニク、タマネギ、ネギ、ラッキョウなどは習慣的に料理に使うようにすると、血中の脂質を減らして血液をサラサラにします。
・コレステロールの多い脂身やバターなどは控える
・ジャンクフードや加工食品、インスタント食品、スナック菓子、ファーストフードなどは糖分や塩分、油脂が多く使用されていますので食べ過ぎないようにすること。
・水分が不足すると血液がドロドロして詰まりやすくなります。水をこまめに飲むことも大切です。
血糖値が高くなる病気ですが、閉経後に血液のなかでエネルギーを運ぶブドウ糖の量を調整するホルモン、インスリンの働きがわるくなり血糖値が上がってきます。
加齢とともに血糖値が上がりやすくなり、女性の場合は40代、50代に急増する傾向があります。女性は閉経後に急増しますが、合併症の原因となる動脈硬化の進行が男性よりも早いそうです。
女性ホルモンの減少が糖尿病リスクを高めます。
閉経期に女性ホルモンが減少すると、脂肪の代謝に変化が起きます。そのため内臓脂肪が増えて、その影響でインスリンの働きが低下します。
閉経後の糖尿病のリスクが急増する女性は
・内臓脂肪を増やさないようにすること
内臓脂肪から身体をコントロールする様々な物質が分泌され、肥満によりこのバランスが崩れるとインスリンの効き目が低下して糖尿病が発症しやすくなるそうです。
食べてすぐ血糖値が急上昇するような食事は、インスリンの働きを低下させやすいです。食事の総カロリーを抑えることと、食後の血糖値が上昇しにくい食生活が大切です。
・糖尿病予防の食事のポイント
1.野菜を先に食べることで、あとで食べる主食などの糖質の吸収を穏やかにします。また野菜をゆっくり噛んで食べると脳を刺激して満腹感が高まるので食べ過ぎも防げます。
2.食物繊維をたっぷり摂ること、野菜、海藻、キノコ、豆類など食物繊維を積極的に摂ると、小腸での糖の消化吸収をゆっくりさせ、食後の血糖値上昇をゆるやかにします。
3.精白した穀類や砂糖を減らすこと、玄米や雑穀、全粒粉のパン・パスタなどがおすすめで白砂糖は避けること
4.空腹時間を5~8時間作ることで、すい臓を休め、インスリンの効きや分泌力を高めます。寝る前の飲食はインスリンが脂肪を溜め込みます。
5.食事は分けて食べることで、一日1回とかではなく3回にわけてゆっくり食べる習慣
毎日の食生活や生活習慣が病気を引き起こす原因です。
食生活や生活習慣の見直しをして、毎日それを実行することが健康的な老後を過ごせることにつながります。
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