40代、50代と年齢を重ねてくると今までと同じ食生活をしているのに太ってきます。
閉経前後から太りだすのは女性ホルモン低下の影響から自律神経が乱れることが関係しています。
50代を過ぎたらあっという間に3kg太った!
というように今までと変わらない食生活なのに太る。
自律神経の乱れを自然に整えて、体重増加を食い止める方法を紹介します。
目次
自律神経の乱れは加齢と女性ホルモンが大きく影響しています。
その影響からダイエットしても痩せにくい、そして太りやすくなります。
自律神経は私たちの意志ではコントロールできないのです。
世界的な肥満研究の権威であるジョージ・ブレイ博士(Dr. George Bray)は、1991年に「モナリザ仮説」(Most Obesities kNown Are Low In Sympathetic Activity)を提唱し、「交感神経活動の低下が肥満の原因である」と発表しました。 :引用元
自律神経は私たちの意思とは関係なく絶え間なく24時間休むことなく生命活動を支えています。
自律神経は自分の思い通りにコントロールできません。
心臓を動かす、血液の循環、汗腺、食物の消化など体内の機能はすべて自律神経の働きによるものです。胃の中の食べ物が長く消化しない場合、自分が念じても消化を早くすることはできません。
「体重増加」の原因の一つに自律神経のバランスが正常に働いていないことがあげられます。
自律神経の乱れが太りやすくなる
交感神経と副交感神経のバランス状態が悪いから太りやすい。 自律神経の乱れはストレス、不規則な生活、食生活の乱れ、環境の変化でバランスが崩れます。 自律神経は加齢と共に乱れやすくなり、身体の健康や老化にも大きく影響しています。 また40代、50代、60代と太る原因でもあり 自律神経の乱れはダイエットをしても痩せにくく、太りやすくなります。 |
自律神経がきちんと機能すれば、私たちの体は「食欲のコントロール」と「脂肪の分解燃焼」が自動的に行われるそうです。引用:京都大学教養部助教授 森谷敏夫先生
加齢とともに自律神経の働きが急激に低下します。
自律神経は交感神経と副交感神経の2つの相反する働きをしています。
・交感神経
日中活動している時に優位に働く
・副交感神経
リラックスしている時、眠っている時など心身がくつろいでいる時に優位に働く
健康的な生活が営まれていると、交感神経と副交感神経がバランスよく働いていることです。
交感神経と副交感神経のバランスが乱れる
・血流が悪くなる |
本来は
活動している時は交感神経がやや優位の状態
リラックスしている時は副交感神経がやや優位の状態
両方のバランスがとれていれば健康的な生活が送れます。
でも
加齢とともに自律神経のバランスが乱れていきます。
加齢で自律神経が乱れるのは調査の結果でもでています。
40代になると交感神経は大きく低下します。
その理由は慢性的な運動不足で交感神経が機能しなくなっているそうです。
自律神経の乱れは血流に影響して血流が低下します。
そのために末端の毛細血管や細胞まで栄養や酸素が行きわたらなくなります。
腸内環境の悪化や加齢で薄毛になる、肌がくすむなど髪や肌にも自律神経が影響しています。
また
食欲をコントロールするのにホルモン「レプチン」の働きがあります。
レプチンの働きが悪いと満腹中枢の交感神経に「食べ過ぎ」が届かず食べ過ぎます。これではアドレナリンが分泌されず「脂肪の分解」が起こりません。アドレナリンが「脂肪の燃焼」をするのですが自律神経の乱れで正常な脂肪の燃焼ができません。
また体温が上がらず冷え性にもなります。
だから太るのです。
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交感神経と副交感神経の働きをよくする方法を紹介します。
ポイントは
メリハリをつける生活を習慣にすることで自律神経のバランスを整えます。
入浴で副交感神経を優位にしたり
軽い運動で交感神経の働きを優位にしたり
食生活、ツボ刺激もおすすめです。
一番のおすすめが入浴です。
副交感神経を正常に働かせるには
お風呂に浸かることは心身のリラックスに一番です。
お風呂でリラックスして副交感神経を優位の状態にすると、睡眠の質も高まります。
日中は活動していると交感神経が優位に働いていますが、夜はお風呂でリラックスして安眠ができれば副交感神経が優位になります。
熱めのお湯ではなく、38~40度ぐらいのぬるめのお湯に15分~20分ぐらい入浴することで副交感神経が優位になり睡眠モードになります。
メリハリのある生活を送ることが自律神経のバランスをよくするためには重要です。
なんとなく毎日を過ごすのではなく、メリハリをつける生活が大切です。
それには軽い運動の中でもメリハリをつけることです。
例えば
ウォーキングで30分歩くのなら、だらだらと歩くのではなく、3分ゆっくり歩いたら3分は早歩きというようにメリハリをつけて歩くことです。
階段は交感神経を刺激するのにいい動きなので、駅や階段があるお宅では階段の上り降りを積極的にしましょう。
運動で交感神経を元気にすると体重が増える予防になります。
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交感神経が過剰に優位になると、血流が悪くなり冷えや便秘などの症状がでたり、免疫力低下にもつながります。
朝食をとることで身体が活動モードにスイッチが入り交感神経が優位になります。
筋肉を維持するにはたんぱく質が必要です。体重1キロに対して1.2グラムが目安だそうです。
体重50キロの人では、1日最低60グラムのタンパク質が必要です。
できれば朝、昼、晩と意識してたんぱく質を摂るようにしましょう。
食物繊維を1日20~30gしっかり摂るようにして、バランスの取れた食生活で腸内環境を整えましょう。
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「神門」という耳のツボは自分で手軽にできて即効性があり自律神経の調整に効きます。
入浴中に「神門」のツボを押したり、耳を引っ張りましょう。
入浴とツボ押し効果で自律神経の調整にはおすすめです。
自律神経を刺激するツボとしてわたしはよく神門のところを刺激します。神門の場所を押したり、耳をひっぱったりするといいです。
関連記事:耳と手の「神門」のツボをぼ~としている時に刺激しましょう! |
自律神経がバランスよく働いていると心身ともに健康で生活していることでしょう。
しかし
太る原因の一つに自律神経の乱れがあります。
交感神経と副交感神経のバランスが崩れているが太る原因の一つです。
自律神経を鍛えるには日々の生活でメリハリをつける生活習慣が大切です。
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