枕を選ぶ時の大切なポイントは素材と高さがもっとも重要です。
いろいろな素材があり、硬め、柔らかめ、しっくり馴染むフィット感、通気性などは寝心地に大きく影響します。
自分に合った枕は、寝心地や目覚めた時の爽快感でわかります。
しっかりと首元を支えて弾力性があり、フィット感があるものがいいですね。
目次
枕の素材
枕の素材がこれほど多いのは日本ぐらいではないでしょうか?
日本に古くからあるそば殻、羽根やフェザー、ポリエステル綿枕、ビーズ枕、パイプビーンズ枕、低反発や高反発ウレタン、さらに備長炭やヒノキチップが入った枕など素材はいろいろです。
それぞれの素材には短所もあれば長所もあります。
硬さ、柔らかさ、通気性など使用感の目安にしてください。
・そば殻枕
通気性がいいのですが、硬く高さの調整や寝返りをした時に首に負担を感じます。通気性があり寝ている間の余分な熱を放射します。硬いのでタオルを敷くといいと思います。
・羽根・フェザー
ふんわり感や高級感があり、通気性もよく柔らかいので寝心地がよさそうに思いますが、すぐに弾力やボリューム感がなくなり、高さがでないので横向き時には寝心地が悪くなります。
・ポリエステル・綿枕
ふわふさと柔らかくボリューム感はあるのですが、使っているとボリューム感もなくなり寝ているとしっくりせず何度も目を覚ますことがあります。クッションなどに向いていると思います。
・ビーズ枕
1㎜ほどの小さな発砲スチロールを小さく粒にしたような素材で、触り心地がいいですが滑る感じでしっくりしません。また熱がこもりやすい素材です。
・低反発ウレタン
マシュマロのようなスポンジ状の素材で、押すと沈みゆっくり戻ります。触り心地は最高です。頭の形に沈みフィット感は最高で安定して眠れます。NASAの宇宙飛行士のために開発された素材です。
・パイプ素材
パイプ素材にもポリエチレンやゴム製もあり、活性炭を練り込んでいるものは炭の持つ消臭や除湿機能を持ち、加齢臭や汗のニオイにも対応しています。ダニやカビの発生しにくい素材で家庭で手洗いができるので人気があります。
その他にも、天然ヒノキ素材、ストローを細く切ったような素材や、丸く中が空洞になって穴があいているものなど、素材はいろいろでています。
自分に合う枕を選ぶには
ぐっすり眠れて朝すっきり起きられるベストな枕を選ぶには?
枕が自分にあっているかどうかは朝目覚めた状態でわかります。
高すぎると肩こりや首の痛みを引き起こしますし、首元にシワができやすいので美容にもよくなく、体に悪い影響の方が大きいです。
特に枕が高すぎると、いびきや睡眠時無呼吸の原因にもなります。
素材はいろいろ紹介しましたが、頭をしっかり支えてフィットして寝返りしても眠りを妨げない枕でしょうか。
枕の役割は、仰向けに寝ると首の部分に隙間ができますが、枕はこの隙間を埋めて頭部と首を安定させる役割をしています。
寝ている間は寝がえりを繰り返すので、仰向けに寝ている時も横向きに寝ている時もフィット感がない枕だと朝起きた時に体が重い感じになります。
➡ 安眠枕の選び方「六角脳枕」朝起きた時にわかる寝つきが良くなる理由は3つ
枕の高さ
枕の高さは横向きになった場合、頭から背中にかけて骨がまっすくになっている状態がベストです。
高め低めは好みがあり、枕の形状でも違いますが目安として参考にするといいでしょう。
枕のサイズ
昔のそば殻枕のように枕サイズが小さいものは、現代ではあまり一般的ではありません。
標準サイズとして63㎝x43㎝ですが、素材にもよりサイズは自分の好みで選ぶといいでしょう。ただ寝返りを打った時も頭が枕から外れないサイズが望ましいです。
サイズは寝返りを打ちやすいサイズで、低反発ウレタンの枕は少し小さめでも、頭が安定するので個人的には一番気に入っています。
枕の人気素材
枕の素材は進化していますので、昔のようにおばあさんがそば殻で枕を作っていた時代から大きく変化しています。
現代はウレタンフォームやパイプなどが人気のようです。
最近はパイプ素材が人気で、大きさや硬さも選べ、エラストパイプは弾力性があり、ソフトで心地よく家庭で手洗いでき低反発ウレタンを凌ぐ耐圧分散で脊髄(首)の負担を軽減するので男女を問わず人気の素材です。
最後に
枕は安眠を確保するための重要なものです。
ぐっすり眠れさわやかに朝を迎えられるかとても重要です。
頭は体温が高い部分ですので、熱がこもらないで 放熱性の高い素材を選ぶと快眠につながります。ぐっすり熟睡するためには頭は少し冷やすくらいが ちょうどよくす~と眠ってしまいます。