若返りのビタミンと言えばビタミンEがあげられます。
老化の原因の活性酸素を取り除き、血液をサラサラに、ビタミンEの美容効果はアンチエイジングとして、ごまの栄養成分ビタミンEとゴマリグナンの力によって抗酸化作用がパワーアップされます。
目次
ごまの特徴
すりごまの香ばしさは料理を引き立て、ごませんべいやごまプリンなどのおやつや、練りごまは消化吸収がよく、ごまペーストとして中東などではタヒーニと呼ばれ料理には欠かせません。
ごまの種類は白ごま、黒ごま、金ごまに大別されます。料理や用途で使い分けて使っていると思います。
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ごまの栄養
ごまの栄養は
・ビタミンE
・ビタミンA・B・D
・たんぱく質
・良質な脂質
・カルシウム・リン・鉄・亜鉛などのミネラル
・食物繊維
が豊富です。
たんぱく質は畑のお肉の大豆と同じく、ごまも必須アミノ酸を多く含む良質なたんぱく質食品でもあります。
白ごま:
脂肪が多いためか中東での名前「タヒーニ」は白ごまのペーストが使われています。日本では黒ゴマペーストもありますが、海外では白ごまペーストしか見たことがありません。
黒ごま:
黒い皮にはポリフェノールの1種のアントシアニンが含まれていて、ポリフェノールは疲れ目や生活習慣病にも効果的ですが、抗酸化作用もあるので老化予防には黒ごまがいいかもしれませんね。
ごま油:
香りがよく料理に使うことが多いですが、ごま油の脂質はリノール酸やオレリン酸などの不飽和脂肪酸でできています。不飽和脂肪酸は免疫力を高め、コレステロールを下げる働きや、皮膚の健康を保つ上でもオイルの中でもごま油はとてもいいと思います。
必須脂肪酸:
生命維持を司る脂肪酸は細胞膜やホルモンの産生など、体の機能の構成に重要な物質で、食事から摂取する必要があります。ごま油、ひまわり油、コーン油、大豆油などに多く、悪玉コレステロールを下げる作用や血圧降下作用もあります。
ごまの抗酸化作用
ごまの栄養の豊富さについて書きましたが、もう1点、活性酸素の働きを抑制する「ゴマリグナン」「セサミン」には抗酸化物質があります。活性酸素が過剰に体内に溜まると老化やガンの要因になりますが、ゴマリグナンやセサミンの抗酸化物質が有害な活性酸素の働きを抑えて老化防止になることがわかっています。
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ゴマリグナンの効果
ごまの成分「ゴマリグナン」は大豆のイソフラボンと同じように、女性ホルモンのエストロゲンと同じ働きをする成分です。更年期障害、骨粗しょう症、生理不順など、女性ホルモンの減少によって引き起こされる症状にも効果があります。
消化吸収のよい、すりごまやごまペースト・ごま油などを毎日の料理で使うことは更年期症状緩和にも役立ちます。
ゴマリグナンは特に脂質の酸化を防ぐ働きがあるため、他の油より酸化しにくい特徴はゴマリグナンの成分のおかげです。
セサミンの効果
ごまの成分「セサミン」は抗酸化物質であり肝機能の働きを活性化するのでとても重要です。活性酸素の80%は肝臓で発生しますが、セサミンは肝臓の活性酸素を除去し、血液中の余分な悪玉コレステロールの生成を抑え、動脈硬化や心筋酵素の予防につながります。
さらにセサミンは二日酔いによく、アルコールの解毒を助ける働きがあります。また血圧を低下させ、高血圧の改善にも作用します。
セサミノール
ごま油に多い抗酸化物質がセサミノールで、セサモリンがごま油を作る過程でセサミノールなどの成分に変化します。すりごまよりもごま油はセサミノールの含有量が多くなります。
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ビタミンEとセサミンのパワー
抗酸化ビタミンのビタミンEはセサミンと一緒に摂ることでパワーアップして、より効率よくビタミンEの抗酸化作用を全身に行きわたらせることができます。
ビタミンEとセサミンが同時に摂れるゴマは、その組み合わせによって、美肌、血行促進、脂肪燃焼、冷え性、肩こり、ホルモンの分泌を整え更年期障害を改善するのですから、若返り効果も大いに期待できると思います。
※脂肪燃焼には酵素が大切でセサミンは酵素を活性化する力があり、食欲抑制やエネルギー代謝、血糖値コントロールに欠かせないインスリン分泌を正常値に戻す作用があるのではないかと言われています。