それほど外気は寒くないのに寒がりの人や手足の冷えがひどくて氷のような手をしている人もいます。特に加齢を意識する年齢になると不安になるものです。冷え性は血液の循環も悪く動脈硬化や内臓機能の低下にも影響します。女性には冷え性の人がとても多いですが更年期の症状は自律神経とも深くかかわっています。
更年期の人たちの手足の冷えの原因や自律神経失調症との関係について対策や解消法を考えたいと思います。
目次
手足の冷えの原因や冷え性解消法について
自律神経が血管を縮めたり広げたりと皮膚が感じる寒さで血流をコントロールしています。
しかし、ストレスや不規則な生活で体温調整をコントロールする自律神経がうまく機能しなくなることが冷え性になりやすい原因と思います。
自律神経の乱れの他にも皮膚感覚、女性ホルモンの乱れ、血流の流れが悪い、筋肉量が低下などもあげられます。冷え性は代謝も低下しますし、そうなると脂肪をため込もうとしますのでダイエットもなかなかうまくいきません。
体温が一度下がると代謝は12%、免疫力は30%落ちるといわれています。体温が36.0度以下の人は低体温ですので体温を上げるようにすべきです。
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自律神経の乱れによる手足の冷えの原因と冷え性対策
女性ホルモンの低下と自律神経の乱れは更年期になると冷え性になったり、逆にのぼせるなどの症状もでてきます。
心身のストレスや不規則な生活環境などで自律神経が乱れて、交感神経と副交感神経がバランスよく働けなくなっていることも原因になっています。
冷えで血管が収縮して血行が悪くなり冷えが生じます。夏でも空冷機器の影響で冷える人は自律神経のバランスが悪くなっている可能性もあります。
女性は特に更年期など女性ホルモンの低下と共に自律神経失調症をおこしやすいようです。
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自律神経の乱れを改善して手足の冷え対策と解消法
自律神経の乱れを改善する対策として生活にメリハリをつけることで交感神経と副交感神経のバランスを改善します。
そのためには食事、運動、入浴などで日中の活動している交感神経が優位に立つ時間と、入浴などでリラックスして安眠する時の副交感神経が優位に立つ時間帯のメリハリをしっかりつくるようにします。
食事・・朝は温かい食事を取り体温を上げて交感神経が優位に立つように身体のリズムを整えます。過度のダイエットは代謝が落ちかえって太りやすい体質を作ります。
※体を温める食材(根菜類)を摂り、体を冷やす食材(夏野菜やサラダ)は避け服装も気をつけることです。
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運動・・ウォーキングやストレッチなどで筋肉をつけることは冷えの改善に役立ちます。
入浴・・1日の終わりには40度前後の適温で30分ぐらい入りゆっくり体の中から温める
マッサージ・・足指や手指のマッサージやリンパのマッサージをする
リラックス・・副交感神経を優位にするためゆっくりとリラックスする時間をもつ
体をじっくり温める入浴方法も参考にしてください。
1日の生活の中で活動の時間とリラックスの時間のメリハリを心身ともにつけるようにすることが自律神経のバランスを改善できます。特に副交感神経を優位にする時間を取ることはとても大切です。
冷え性を改善するために気をつけたいこと
◎薄着などで体を冷やさないようにすること
◎冷たい食べ物や飲み物は控えること
◎足や手の指を動かしたり、爪の両脇を押すなどで血流がよくなってきますので習慣的にマッサージをすることも冷えを解消するのに役立ちます。
◎お腹を温めること(人間の体は寒いと体の中心に血流を集めようとしてお腹を優先して温めるので指先まで血流が流れずらくなり末端が冷えやすくなります)
足が冷えるとなかなか寝付けないですが、履くとポカポカするソックスを利用するのもとてもいいことです。副交感神経を優位にさせるには安眠がとても大切だからです。
最後に
手足の末端が冷えて夏でも寝る時はソックスを履いて寝ていたほどでした。冷え性は代謝も低下しますし、血行も悪くなるので手足の末端が冷えるということになります。冷え性は脂肪をため込みやすなり、便秘とも関係します。
生活そのものの見直しや食生活・適度な運動や体温を上げるようにお風呂はゆっくりと入るなどしていると、徐々に冷え性は改善され足が冷えて眠れないということもなくなります。冷えないように薄着はしない、内臓を冷やさないように冷たいものは控える、足裏マッサージやリンパのマッサージするなどとても効果的です。