毎年春は、なんとなく不調、日中でも眠気や体がだるくなります。
寒暖差の激しい季節は、ホルモンや自律神経の切り替えがうまくいかないこと、気温の変化で風邪をひいたり、体が自律神経のバランスを崩して眠気やだるさを感じます。
実態調査では全体の60%が春に眠気やだるさを感じる結果がでています。特に年齢が高くなるにつれて割合が高くなっていきます。
春の眠気や気だるさを吹き飛ばす解決方法を紹介します。
目次
春の眠気やだるさの原因
春は温度が不安定で温度差が激しく、また新しい生活を始める人には緊張があり、心身がストレスを感じやすい季節です。
冬はぐっすり眠れて睡眠時間も長い傾向にありますが、春の気配を感じる頃から睡眠時間も短くなり、昼間は眠気やだるさが出てきます。
日の出と日の入りの時間が変化するため、私たちの体内時計は敏感にその変化を感じます。
寒暖差の影響を敏感に感じてしまい、自律神経が乱れることで、だるさ、イライラ、気力が減少してやる気が起きないなど、自分ではコントロールできないことがありますが、そんな不調を感じる人はとても多いようです。
昼間はだるくて眠気を感じ、夜は眠れないなど、交感神経と副交感神経のバランスが影響しています。
眠気やだるさの原因:
・気圧の変動・・温度差が激しいのは低気圧と高気圧が激しく入れ替わますので、自律神経の切り替えがうまくいかない。気だるさは血中の酸素濃度が下がるため昼間でも眠くなりやすい。
・生活習慣の変化・・春は卒業や入学、転勤や移動などで環境が変わり、体は緊張感やストレスを感じているはずです。自律神経が乱れ、さらには花粉症などの影響も重なり精神的にもダメージを受けやすいことも影響しています。
環境の変化は心身にストレスをもたらします。
枕が少しひんやりするぐらいだと寝つきがよくぐっすり眠れて昼間の眠気やだるさは解消されます。
眠気やだるさを予防
特に春に眠気や気だるさを感じるのは交感神経と副交感神経の切り替えがうまう行かない状態が原因しています。更年期になると女性ホルモンの減少で同じようなことが起きます。
・リラックスすることを心がけることです。
・寒暖差を感じないように上着やカーディガンなどで温度調整をすること
・寒さをガマンしないこと
眠気やだるさの対策
・入浴
入浴はリラックス効果があり、ぬるめのお湯にゆっくり浸かって身体の芯まで温めてリラックスすること
特にブームにもなっている炭酸入浴はリラックス効果が高く、炭酸ガス入りの入浴剤を入れた40℃前後のお湯に20分ほど入浴します。炭酸入浴は自律神経を整えるため、体がリラックスして夜ぐっすり眠れます。
・就寝前は体を温める
夜眠れないから、昼間が眠くて気だるくなるので、夜ぐっすり眠れるようにすることが大事です。
お風呂で身体を温めてリラックスしますが、毎日お風呂に浸かれない場合は、足湯や乾布摩擦で手足の末端の冷えを解消します。血行を良くして温めてから寝るとぐっすり眠れます。
乾布摩擦は想像以上の効果あるので是非試してください。
最後に
季節の変化は気温の変化もあり、自律神経が乱れやすくなります。
気温差が激しく、体温調節をする自律神経はバランスを崩して、夜になっても交感神経が優位に働いていて、眠れずに不眠に悩み、その影響で昼間は眠気とだるさがでてきます。
人間は季節により睡眠時間の変化がありますので、そのメカニズムを知ることも大切です。
なるべく規則正しい生活習慣を意識して、季節の変化による眠気を最小限に保ちたいですね。